魔王と女神のシンフォニア
元々荷物を整理するためには部屋に来ていないため10分くらいで作業は終わる。

ふと昨夜のことをまだ謝っていないことを思い出す。

「あっ あの!」

「ひゃっ ひゃい!」
突然声をかけられてびっくりしたのか。体をビクッと反応させ、彼女はこちらをむく。


「昨日はその・・・いろいろすみませんでした。」
ベッドの上で土下座のような形で深々と頭を下げる。

「いえそんな、頭をあげてください。」
少し焦りながら彼女は言う。

「でっ ですが・・・」
申し訳なさそうな顔しかできない歩。その状態で、少し二人は沈黙する。


「クス クス」
沈黙を破ったのはアリスの笑い声だった。

「・・・・・?」
僕は不思議そうな顔をする。
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