魔王と女神のシンフォニア
気になるあの子は暴走少女（バーサーカー）！？
停学一日目、差義理歩は刑務所のような独房のベッドで目を覚ました。

あぁ　そうか自分は今、１週間の停学中なのだった。

第二女神または暴力女神（歩が心の中で命名）ことルビィ・ドレイクの授業妨害をしてしまい、鬼畜指導員シフォン・アルカスに罰則として監禁部屋に１週間の停学とある程度の自由を拘束されているのだ。

「誰が～　鬼畜指導員ですか～？」
眉をひくつかせながらシフォンがやってくる。
しまった！誰もいないと思って心の声が口にでていたのかも知れない。

「１ヶ月でもいいんですよ～」
「あぁ　親愛なるシフォン先生あなたはなんて今日も美しいのでしょう。」
「魔王に親しまれても嬉しくないですけどね～」
ですよね～。バッサリと僕の思惑は消し飛んだのであった。


シフォンは、まぁ冗談ですぅといいながら独房の鍵を開ける。朝食のために上に上がってこいということだった。
「１週間ご飯抜きということも考えたのですが～。そこまでサディストではないので～。ｳﾌﾌ」
「あは・・あはは」
シフォンは楽しそうに笑うが僕はひきつった笑いしかできなかった。


罰則者用にご飯を食べるスペースがありかなり広い作りだった。理由は、気性が荒い人や割と人見知りすぎる人などが罰則を受けやすいらしく生徒同士で問題を起こさないためらしい。

「まぁ～　基本的に罰則者は２ヶ月くらいしてから入り出すので～。差義理くんが第一号ですよ～」
にこやかに言うシフォン。

魔王サタンかて罰則者第一号の差義理歩。
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