魔王と女神のシンフォニア
―――――――
「ちょっとルビィ。」
来れないと言って監禁部屋から出たルビィを少し呼び止める。
「んっ? 何よアリス?」
「私、別に二、三日も用事なんかないよ。」
「私もよ」
ルビィは平然と返す。
「じゃあ何で?」
「あいつさ、私の話した怪談で何か怖がってたじゃない?」
途端にルビィが少し悪い顔になる。
要は、怖がっていた歩を一人にして更に怖がらせようとそういう魂胆だろう。
「アリスもどんなになるか気にならない?」
「そっ それは・・」
正直言うと気にはなる。あのサタンが幽霊にこわがるなど少し面白いかもしれない。
「まぁ ご飯食べてるときも学園行くときも“歩さん、歩さん”言ってる人はほおってもおけないか。」
少し挑発気味にルビィが言ってくる。
アリスの頬が少し赤くなる。
「なっ!?そんなことないわ!」
「じゃあ賭けましょうよ。四日後に行って歩がある程度怖がってなかったらアリスの勝ちで、反対なら私の勝ち。そうね・・・私が勝ったらこの前言ってたパフェもうひとつ追加で。」
その賭けに思わずアリスは乗ってしまう。
「いいわ!その代わり私が勝ったら前のパフェはなしで。」
「うっ・・いっ いいわよ。四日後が楽しみね。」
顔を見合せオホホホホと静かに笑い会う。
すみません!歩さん!
「ちょっとルビィ。」
来れないと言って監禁部屋から出たルビィを少し呼び止める。
「んっ? 何よアリス?」
「私、別に二、三日も用事なんかないよ。」
「私もよ」
ルビィは平然と返す。
「じゃあ何で?」
「あいつさ、私の話した怪談で何か怖がってたじゃない?」
途端にルビィが少し悪い顔になる。
要は、怖がっていた歩を一人にして更に怖がらせようとそういう魂胆だろう。
「アリスもどんなになるか気にならない?」
「そっ それは・・」
正直言うと気にはなる。あのサタンが幽霊にこわがるなど少し面白いかもしれない。
「まぁ ご飯食べてるときも学園行くときも“歩さん、歩さん”言ってる人はほおってもおけないか。」
少し挑発気味にルビィが言ってくる。
アリスの頬が少し赤くなる。
「なっ!?そんなことないわ!」
「じゃあ賭けましょうよ。四日後に行って歩がある程度怖がってなかったらアリスの勝ちで、反対なら私の勝ち。そうね・・・私が勝ったらこの前言ってたパフェもうひとつ追加で。」
その賭けに思わずアリスは乗ってしまう。
「いいわ!その代わり私が勝ったら前のパフェはなしで。」
「うっ・・いっ いいわよ。四日後が楽しみね。」
顔を見合せオホホホホと静かに笑い会う。
すみません!歩さん!