魔王と女神のシンフォニア
「歩さん・・大丈夫かしら。」
「アリス・・それ、今日だけで五回は言ってるわよ。」
「そっ そんなことないわ!」
アリスの顔が赤くなる。

―――――――

「・・・・はっ!?」
気が付くと独房のベッドの上だった。

「あぁ 気が付きましたか。」
横には眼帯をした独房服の少女が座っていた。

「あ★□■▲○☆」
僕は驚きすぎて言葉にならなかった。

「おっ 落ち着いて・・」
焦ったように少女は言う。

少したって僕も落ち着き口を開く。

「幽霊じゃないですよね?」
「・・・・はっ?」
彼女は豆鉄砲をくらったような顔をする。

恐る恐る事情を僕は話し始めた。
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