魔王と女神のシンフォニア
「でも、どうやって呪いに僕の力をぶつけるんだろうね？フェリスさん？」

「・・・・あの　私を呼ぶときはフェリスでいいんですよ？」
まぁ確かに自分も自分の名前でよんでくれと言ったのだ。僕も普通に呼ぶのが筋か。

「あぁ　ごめんフェリス。」
「名前をふつうに叔父以外に呼ばれたのも久しぶりです。」
少しｼﾞｰﾝとフェリスは干
渉に浸っていた。

ハッと気付いたように話を戻す。
「実のところ具体的な方法は、私はわからないわ。」
困ったような表情をする。

「でも、理屈は私に呪いがでた状態の時に何らかの方法で歩の力を呪い自体にぶつけると言うことだから。歩・・あなたはかなり危険な状態になる。」
心配そうな顔をするフェリス。

「まぁ　乗り掛かった船さ。最後まで付き合うよ。」
安心させるように笑顔でフェリスに言葉をかける。

「うん。ありがとう　歩。」
すると、フェリスが少し泣きそうになったので僕はおどおどしてしまう。

「ちがうの。少しうれしかっただけ。」
彼女は笑顔でそういってくる。

「フェリスは笑ってた方が可愛いよ」
率直に思ったことを僕は口にする。

「・・・・・・」
フェリスは顔を赤くして俯いてしまった。
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