魔王と女神のシンフォニア
停学最終日
結局、フェリスの呪いは完全になくなったらしい。
フェリスが気付いた時にはもう眼帯なしでも普通だった。感動からか涙組ながら抱き締められたが三人の視線が何故か痛かった。
「あぁ~ 私たちはお邪魔虫ですか~」
「そんな歩さん・・・」
「シュークリーム忘れないでよね」
ルビィの言葉だけは気になるが、要は永久退学もフェリスも助かったのである。
「あぁ よかったな~」
しみじみそう思う。
そんなことを思っていると眼鏡をかけたフェリスが食堂に姿を表した。
どうやら眼帯の後遺症みたいなもので眼鏡をはずせば少し本能的に動いて理性が薄れ、眼鏡をかけている間は理性が保たれるらしい。
「あぁ おはよう歩。」
フェリスはあれからよく笑顔になるようになった。
「おはよう フェリス。」
僕も挨拶を返す。
向かい側にフェリスは座り改まった態度で口を開く。
「本当にこの度はなんといっていいか解りませんがありがとうございます。」
ペコリと頭を下げる。
「よしてよ。何はともあれ良かったじゃないか」
少し照れ臭い。
「そこで 私なりにお礼を考えてみたの。目をつむってもらえる?」
眼鏡を外しながら彼女はつげる。
不思議に思いながら僕は目をつむる。
ふに。
頬に何か柔らかい感触があたる。
僕は驚いたように目をあける。
「あ★□■△○◎!?」
「ふふふ。」
眼鏡を外して笑っている彼女は今まで見た中で一番輝いていた。
結局、フェリスの呪いは完全になくなったらしい。
フェリスが気付いた時にはもう眼帯なしでも普通だった。感動からか涙組ながら抱き締められたが三人の視線が何故か痛かった。
「あぁ~ 私たちはお邪魔虫ですか~」
「そんな歩さん・・・」
「シュークリーム忘れないでよね」
ルビィの言葉だけは気になるが、要は永久退学もフェリスも助かったのである。
「あぁ よかったな~」
しみじみそう思う。
そんなことを思っていると眼鏡をかけたフェリスが食堂に姿を表した。
どうやら眼帯の後遺症みたいなもので眼鏡をはずせば少し本能的に動いて理性が薄れ、眼鏡をかけている間は理性が保たれるらしい。
「あぁ おはよう歩。」
フェリスはあれからよく笑顔になるようになった。
「おはよう フェリス。」
僕も挨拶を返す。
向かい側にフェリスは座り改まった態度で口を開く。
「本当にこの度はなんといっていいか解りませんがありがとうございます。」
ペコリと頭を下げる。
「よしてよ。何はともあれ良かったじゃないか」
少し照れ臭い。
「そこで 私なりにお礼を考えてみたの。目をつむってもらえる?」
眼鏡を外しながら彼女はつげる。
不思議に思いながら僕は目をつむる。
ふに。
頬に何か柔らかい感触があたる。
僕は驚いたように目をあける。
「あ★□■△○◎!?」
「ふふふ。」
眼鏡を外して笑っている彼女は今まで見た中で一番輝いていた。