誘惑のクラン(血族)
「そんなことないよ! 一目ぼれって絶対にあると思う。それに優真さんだって、璃子のこと気に入っていると思う」


「え……?」


「気にかけられているよ。うん」


美菜はひとりで納得し、頷く。


「美菜……」


本当にそうなら嬉しいな……。


「さてと、寝ようか。また明日ね。おやすみ~」


美菜はベッドから降りると、手を振って部屋を出て行った。


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