誘惑のクラン(血族)
優真は蝶が蜜の誘われるように、甘い唇に唇を押しあてていた。


無防備な唇は優真の舌を受け入れるように軽く開いている。


優真は唇の輪郭を舌でなぞると、徐々に舌を差し入れた。


「んっ……く……」


眠りながらも璃子の舌は優真を受け入れている。


沙耶……。


優真の瞳には璃子が沙耶に映っていた。


どんなに君にキスをしたかっただろうか。


あの時の愛しむ気持ちがふつふつと沸き立ち、優真は璃子の口を堪能していた。


身体に巻かれていたタオルは解かれ、はち切れそうな胸が覆いかぶさる優真のシャツで刺激されていく。


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