誘惑のクラン(血族)
「それはわからない。さあ、食事の時間だ」


自分たちは食事をしなくても動物の血や人間の生気で生きていけるが、2人の為に食事を用意させたのだ。


******


ホテル以上の豪華な食事がテーブルに並んでいるのを見て、璃子たちは目を丸くさせた。


とてもおいしいお料理で、食欲が進む。


しかし、斜めに座っている音羽を見ると申し訳程度に口に運ぶ程度で、あのスタイルを維持するためなのか、もともと食が細いのかと考えてしまいフォークを持つ手が止まる。


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