誘惑のクラン(血族)
朝食は洋式だった。


新鮮なグリーンサラダとフルーツ、ふわふわのスクランブルエッグ、カリカリに焼かれたベーコン、どれも美味しい。


特にトーストの食感は、今まで食べたことがないくらい美味しい。


「璃子ちゃん、コーヒーをもう一杯どうかな?」


「いただきます!」


お腹がはち切れそうなほど食べた璃子は、コーヒーも優真に勧められおかわりをした。


優真自ら璃子のカップに注いでいると、昨日の八条と呼ばれた男性が姿を見せ優真に近づき耳元で話す。


優真が真剣な顔つきになる。


何かあったのかな……。


< 41 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop