誘惑のクラン(血族)
「あれだけ身長が高いんだからモデルかなぁ~。赤い髪の人がいいな~」
「さっきまで碧羽くんだったのに……」
璃子は呆れかえった。
「あー、興奮したら暑くなっちゃった!」
美菜はセミロングの髪の毛をひとつに結ぶみたいに手を動かした。
璃子はその仕草にどういうわけか目が逸らせなくなった。
髪の毛をかき上げ、白いうなじが目に入る。
その時、またダイニングで倒れた時のように心臓が鷲掴みされるように痛みを感じた。
なんでなの?
血管がドクンドクンと脈打ち、呼吸が乱れる。
「さっきまで碧羽くんだったのに……」
璃子は呆れかえった。
「あー、興奮したら暑くなっちゃった!」
美菜はセミロングの髪の毛をひとつに結ぶみたいに手を動かした。
璃子はその仕草にどういうわけか目が逸らせなくなった。
髪の毛をかき上げ、白いうなじが目に入る。
その時、またダイニングで倒れた時のように心臓が鷲掴みされるように痛みを感じた。
なんでなの?
血管がドクンドクンと脈打ち、呼吸が乱れる。