キミがいれば
「一応言っておく」
「…分かりました」

じゃ俺も一応皆に言っておくか…。

「失礼しましたー」

俺はトボトボと職員室のドアと開けた。

この時、運命だったのかもしれない。

キミに出会った事は。

ドン!

ん?どうした?

開けたばっかりのドアの前には…誰?

「いったーい」

痛いと訴えた彼女は…。
目を疑うほど小さかった。

「…大丈夫…っすか?」

よく理解できないまま、念のため俺は転んでいる彼女に手を差しのばした。

「もう!荷物が~」

こけたせいで彼女の手に収まっていたはずのたくさんの資料が散らばっていた。

「すいません」

俺は資料を一枚ずつ拾っていく。
少し罪悪感を持って。

ってか…この人、誰?
スーツ着てるけど…小っちゃくね?
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