キミがいれば
俺…女々しいな…。
最近おかしいんだよ。

先生と出会ってから…。

あ…そういえば。

「光輝君。こちら男バスのマネになる子」

光輝君にもしっかり紹介しないと。
美奈のこと。

可愛い方だし、文句は言わないよな。

「角田…美奈ちゃんだっけ?」

後ろを向いて名前を確認する。

でも…美奈は…なぜか泣いていた。

「は?おい!?」

意味分かんねえ。
急に泣き出すとか。
俺、なんかしたか?

「光輝…なんで…?」

え…?今…光輝って…。

美奈は手の甲で涙を必死に拭う。
目を真っ赤にしながら、光輝君に訴える。

何…これ。
二人は…どんな関係?

美奈を見たあとすぐに光輝君を見る。

光輝君は驚いて口が開いている。

やっぱり…知り合い?
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