キミがいれば
「大丈夫ですか?」

上から可愛らしい声がした。

ん?
ここは男子しかいない…はずなのに…。

不審に思いながらも顔を上げた。

「あ…」

可愛らしい声の持ち主は、美奈だった。

「ども…」

俺はそっけなく返した。

美奈の顔を見ると、昨日の切ない表情の光輝君の姿がフラッシュバックする。

二人の過去を知ってしまったから、なんだか複雑な心境になってしまう。

俺は美奈を見つめすぎていたのか、美奈はそんなに見ないでくださいと、照れながらどこかに行ってしまった。




美奈は光輝君と出会ったことを後悔してますか?

辛かったかもしれない。
好きになって、たくさん泣いたかもしれない。

でも…後悔だけはしてほしくないよ。

光輝君は俺達の太陽でした…。

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