キミがいれば
「うーん…」
俺は疲れ切った体を思いっきり伸ばした。
今日は寝すぎて、逆に体が重い。
頭を抱え込んでいると、新太郎がのこのこと俺の側にやってきた。
「なー、雅也!」
「なんや?」
「なんで、光輝君ん家泊まったんだよ!」
「え…?ダメだった?」
「俺も誘えよ!」
なんだ…。そんなことか。
新太郎は頬を膨らませて、俺を睨みつけた。
タコみたいに顔を赤く染めて。
「じゃー、光輝君に言っとくわ」
俺は笑って話を流した。
そういえば…。
光輝君に昨日のお礼言ってないや。
電話しておこう。
時計は俺達に12時ということを告げていた。
「集合!」
俺が声を上げると、次第集まってくる部員達。
いつもと違って、ダルそうにしている。
そりゃ、あんなに頑張ったもんな…。
褒めないとな…。
「今日は遅れてごめんな…。キャプテンとして失格だな」
試合には勝ったものの、遅れてきたのだから、責任を感じる。
そんなしょぼくれてる俺に、皆は
「勝ったんだから、いいじゃないですか!」
「遅れてきたのは面白かったし、いいよ」
異口同音で笑っていた。
次第に俺の口元も緩んでいく。
俺…このチームで良かったわ…。
心から、そう思えたんだ…。
俺は疲れ切った体を思いっきり伸ばした。
今日は寝すぎて、逆に体が重い。
頭を抱え込んでいると、新太郎がのこのこと俺の側にやってきた。
「なー、雅也!」
「なんや?」
「なんで、光輝君ん家泊まったんだよ!」
「え…?ダメだった?」
「俺も誘えよ!」
なんだ…。そんなことか。
新太郎は頬を膨らませて、俺を睨みつけた。
タコみたいに顔を赤く染めて。
「じゃー、光輝君に言っとくわ」
俺は笑って話を流した。
そういえば…。
光輝君に昨日のお礼言ってないや。
電話しておこう。
時計は俺達に12時ということを告げていた。
「集合!」
俺が声を上げると、次第集まってくる部員達。
いつもと違って、ダルそうにしている。
そりゃ、あんなに頑張ったもんな…。
褒めないとな…。
「今日は遅れてごめんな…。キャプテンとして失格だな」
試合には勝ったものの、遅れてきたのだから、責任を感じる。
そんなしょぼくれてる俺に、皆は
「勝ったんだから、いいじゃないですか!」
「遅れてきたのは面白かったし、いいよ」
異口同音で笑っていた。
次第に俺の口元も緩んでいく。
俺…このチームで良かったわ…。
心から、そう思えたんだ…。