僕らのプリンセス


「…と。俺と司の部屋は去年のまま変わらない、と。…鈴達は自分の部屋は聞いたよね?」

「はい、鍵ももらってます」

竜胆先輩が、黒河君達を見やり確認すれば、三人は鍵を取りだし頷く。

「…よし、……あとは樋ノ上か」

氷城先輩が、1つの鍵を取り出す。
そして手渡されたそれには“206”と書かれていた。

「部屋は全員2階だ。201が俺、202が樹、203が結城、204が森野、205が黒河 、206が樋ノ上で207は空き部屋になっている。3階は教員用の階になっていて、1階は主に警備員用となっている。以上だ。」

氷城先輩が言い終えたのを確認して、竜胆先輩が、質問は?
と、聞いてきたので「大丈夫です…」とだけ私は答えた。





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