Your Voice -同じ青空の下で-
って、でかっーーー!?ハンパなくでかいよ、この家。
私がこの家に唖然としている間に、悠さんは躊躇することなく、インターホンを押していた。
もちろん、出てきたのは廉。
「よぉ!楓香、お前、遅過ぎだから俺は、お前に会いたくてしゃーなかったんだぜ?」
「そんなの知らないしッ!そもそも、アンタの下手くそな地図のせいで遅くなったんだよ!」
「相変わらず、冷たい奴だな~。今の一撃で、俺の心はズタズタだぜ?」
勝手にズタズタになってろ。
廉の変人さ?いや、変態さ?にはついていけん…。