Your Voice -同じ青空の下で-
ドダドダドダッ…………。
「楓香~!僕、超会いたかった~」
「うぐっ」
いきなり出てきた遥くんに抱きつかれて、首が…。
「あっ!!ごめんね?大丈夫?」
遥くん、上目使いはダメだって。女の私でも、ノックアウトだ…。
そんなやり取りをしていると、愁と廉が飽きれながら出てきた。
「そんなとこいないで、入って来いよ」
「そうだよ!早く入ろ~」
遥くんに背中を押され、私はこのお城みたいな家に入った。