Your Voice -同じ青空の下で-
「何ボーとしてるの?これから行くんでしょ?アトリエに」
「うん…。恭も来る?」
私はあの時と同じ言葉を口にした。
ただ、この夢が、私に何かを教えてる気がしてならなかった。
「じゃあ、そろそろ行こうぜ」
「うん」
そう言って私たちはCull Juvenileの集まり場であるアトリエ“Dream”へ向かった。
Dreamは私の知り合いのおじさん、佐藤さんが使わせてくれる2階建ての建物。
2階は佐藤さんの作業場なので私達は1階で練習していたのを覚えている。
今では、もう行かなくなってしまった。