Your Voice -同じ青空の下で-


「え、そうなの?」


まだ半信半疑な3人に私はコクコクとうなずく。


「「「えー、つまんなーい」」」


んなこと言われましてもね…。


それから、すっかりそれぞれの恋バナに突入した私たちは、すっかりと打ち解け、普通に名前で呼ぶようになった。


愛華の彼氏を教えてくれたのが唯(Yui)。私と愁が付き合ってると誤解したのが里実(Satomi)。


放課後までの休み時間ほとんど4人で過ごした。


一緒に帰ろうと誘われたが、用があると言って断った。


それなのに、教室内が私1人になるまで愁は来なかった。


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