指先から伝えて
うっわいいかげんその目、うっとおしい。
「社会、小テストですね。勉強しましたか?」
「そうなんですよ!でも大丈夫、俺100点以外とった事ないですから!!…ってそういう事じゃなくて」
「はい?」
「は!?まじでわからないんですか?」
「はい」
「本当に??」
「はい。」
「え、まじで??」
「知らないってば、」
彼も私もふざけた敬語がとれる。
「俺、誕生日なんだけど」
「そーなんだーおめでとー」
「感情こもってないよね!」
「はあ…で?」
もう少しで昼休みも終わりそうだ。