桜舞い散る夢綴り
もう一度言います。
「何で!俺まで怒鳴られるんですか!?
何で殴られるんですか!俺は何もしてませんけど!?」
「そうですよ!!風宮さんはともかく、何で殴るんですか!!」
沖田さんは俺に便乗して土方さん?に訴える。
「「いや、おかしいだろ。」」
冷静に俺と土方さん?は沖田さんに突っ込む。
「総司。入隊希望者の話の前に、巡察の報告をしろ。」
と、ため息をしながら土方さんは言う。
「あ。」
「忘れてたんですか?」
そうきくと、笑顔で。
「はいっ!そのとうりです!!」
ともかく。
「報告?しないと、土方さんがまだ怒鳴りますよ?」
見たら青筋を額に立てて、キレる寸前です!!
まさに鬼ですね。
「報告は、浪士が甘味所で暴れており、浪士達を捕まえて蔵に入れています。実は、ここにいる風宮さんが浪士達を倒して縄で縛っていたんですよ?」
沖田さんがそう言うと、土方さんは初めて俺を見た。