桜舞い散る夢綴り

土方の宣言で試合が始まる。


俺は木刀を構えるが、平隊士共は構える事もせずただ嫌な笑みを浮かべながらこちらを見ているだけ。


「かかって………来ないんですか?」


俺は平隊士達に問い掛ける。


「だって………なぁ?」


「こんな弱っちい奴相手にしてらんねぇよ。」


「そうだぞ?弱いなら弱いで俺達と試合何かしないでお家で布団かぶって震えてろよ?」


辺りに笑い声が響く。


………何で人は外見だけで判断すんだよ。

見かけだけで判断する奴何てあいつ等で十分だ。



俺はまだ笑っている隊士たちを一瞥して土方と沖田に問い掛ける。



















「ここの隊士たちさ?










殺してい?」





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