桜舞い散る夢綴り
「なんか呆気ないな。三段突きの時、動作が大きいから遅いんですよ。
もう少し、小さくすればもっと速くなる。」
俺は、沖田さんにそう指摘する。
当人の沖田さんは、
「凄いです!!風宮さんはどこの流派何ですか!?」
聞いちゃいねぇ。
「…………我流。」
すると、沖田さんは色んな質問をしてきたが、詳しく話す気はさらさらないから、無視した。
「風宮、あとで俺の部屋に来い。」
「やだ。」
土方に部屋に来るように言われたが、自分を馬鹿にした奴といたくないから拒否った。
「誰が、いくかよ。何が悲しくて嫌いな奴のとこに行かなきゃならないんだよ。
絶対嫌だ。」
俺は全力で拒否った。
すると沖田さんが、
「じゃあ近藤さんの部屋に行きましょうか!!」
そう言って俺を引きずって行く。
「ちょっと!沖田さん痛いですよ!?そんな引っ張らないでも歩けますからーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
「土方君、あなたは風宮さんに何をしたんですか?」
「……山南さん。それより、近藤さんの所に行かねえと。」
土方たちも近藤さんの部屋へと向かう。