桜舞い散る夢綴り
土方は眉間にしわ寄せて青筋が立っており、怒鳴ろうとする所でとなりにいた沖田総司は手で口を抑えて肩を震わせて笑いをこらえていた。
「怒鳴ろうとするのは止めろよ?最初に俺を貶して、認めなかったのはお前が先だからな土方さんよぉ。」
俺は土方の阿呆が怒鳴る前に、悪いのは先に俺を貶したお前だと釘をさして口を閉じる。
「…………テメェの入隊を認めてやる。ただし、配属に関しては後で追って伝える。」
土方は近藤さんに同意を求めると、近藤さんは人なつっこい笑みを浮かべて優しい目で俺を見ていた。
「風宮くん、君の入隊を認める。」
近藤さんのこの一言で俺は、新撰組入隊を果たした。