桜舞い散る夢綴り

「………何者や、お前。」

「さっき言っただろ?

俺は、沖田総司に無理やり入隊試験を受けらされた、ただの剣術が出来る一般人だってな。

それに、あんまり詮索されんの嫌いだからさそこんとこよろしく言って置いてくれや、あんたの所の鬼副長さんにな。」



俺はその場から立ち上がり、屋根から飛び降りた。



少し、高さがあったが余裕であるため音をたてず着地する。


「まったく、ここの人間は少し甘すぎるかもしれないね。」


一応は疑われてるみたいだが、やっぱり甘いね。
俺だったら、正体と言わず目的を知るまで軟禁しとくけど。



「あー!風宮さん見つけましたよっ!!」


………うわぉ。


「とても素晴らしい笑顔でよろしいですが、その手に持っている木刀は何ですか?」



「試合しましょう!!」



この後は、沖田さんにより道場へ連行されて満足するまで付き合わされました。






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