桜舞い散る夢綴り

次の日、土方に呼び出されて少し不機嫌気味な俺です。


「土方、入るぞ。」


一声部屋の前で声をかけてから襖をあける。

そうすると、土方は煙管を吸っていたのか部屋に煙が充満しておりかなり臭かった。


「…………人を呼んでおいて、こんな環境で会話しろっていうのかよ。お前、人の事どんだけ見下せば気が済むの?
新撰組鬼副長様は、人を見下すろくでなし何ですね。」


しかも、書類やらなにやらで散らかってて汚いし、人1人招き入れる部屋じゃねぇじゃんか。


「少なくとも、換気くらいしてくんね?つか、するから。
そんで、ご用件は?」



俺の発言にかなり苛ついているのか、こめかみあたりに青筋が浮かんでて今にも怒鳴りそうな雰囲気である。

ちなみに、昨日あった黒尽くし君も天井裏からごくわずかだが殺気が出てます。





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