桜舞い散る夢綴り
俺と鴨と鬼
ついて行く事数分後、土方と山南さんと近藤さん三人が芹沢?達の所に来た。
「芹沢さんあんたどこに行ってたんだ?」
「お前たちの代わりに幕臣の方々の相手をしておった、それと資金の調達だ。
。」
それから、芹沢の後ろにいた人物がやけに重たそうな風呂敷を土方の阿呆に渡していた。
おそらく、資金調達で出来たお金だろ。
土方の阿呆と近藤さんは苦々しい顔をして受け取っていたから、あんまりよく思ってないらしい。
俺は、そのやり取りを見た後屋根裏から屋根の方に移ってその場に寝ころぶ。
「首突っ込まない方が利口かねぇ?
ま、土方の阿呆が巻き込もうとしない事を祈るばかりだ。」
俺が屋根の上で寝ころんでいる頃、土方と近藤さんが芹沢さんとやらに新入隊士である俺の話をしていることに気づくことはなかった。