桜舞い散る夢綴り
後ろで投げ飛ばした浪士が喋っていたが、後ろから殴りかかって来たらしく、振り向きざまにその醜い顔に、
「……………うるさい。」
拳を叩き込んだ。
気絶したらしく、泡を吹き鼻血を出して倒れた。
店の中にいた浪士達も仲間がやられたのに気づいたみたいだ。
「てめぇ、なにしやがんだよ!!」
うるさいんだけど、なにしやがんだよ!じゃねえから。
「黙れば?だいたいお茶がぶっかかっただけで暴れてんじゃねぇよ。
その人だって謝ってただろ。」
そう言うと。
「口出しするな!!だいたい日々、お上のために働いている俺達に無礼を働いたんだ!!当然の報いだ!!」
その言葉で俺は、キレた。
「……何が報いだ!!てめぇらは、お上のために働いてんだったら何で、女相手に暴れてんだよ!!?ふざけんじゃねぇぞ?
普通なら女、子供を守ってやんなきゃ行けねえだろうが!」
そんな奴らに、
「刀を差す資格も志を持つ資格もねぇぞ!!!!
そんなてめぇらはただのクズ野郎だよ!!」
そう言ってやった。
浪士達は怒って、刀を抜き俺に襲いかかって来た。
動きに無駄があり、刀を抜くまでも無いな。
……………素手で十分。