sleepy princess and arouse prince
後ろを振り向くと、子人たちの姿が。
それからは記憶がない。
一体、何をされたのだろうか?
視界は暗闇に飲み込まれた。
「う‥」
目を覚ますと、体が痛い。
子人たちに殴られたのか。
辺りは小屋もなく、森もない、無数のタイルで創られた冷たい長い廊下に寝そべっていた。
立ち上がり、制服を叩く。
なんと、ここは国全体が見れる、高い城の廊下だった。
壁のないところから恐怖を感じさせる風が俺に当たってくる。
辺りを警戒しながら廊下を真っ直ぐ歩いた。