sleepy princess and arouse prince
金髪の兵士は真面目な顔をして言った。
何故、と言われても困る。
彼はもう一度、握ってみろ。と偉そうに命令してきた。
言われるがまま、白梅に触れる。
「やはり、貴様は選ばれたんだな」
「あんた何言ってんだ?」
「飲み込みの悪い奴だな。白梅に選ばれたって言ってんだよ」
金髪の兵士は怒りながら言う。
選ばれたってどういうことだよ?
すると、金髪の兵士は銃を収め、白梅に触れた。
バチっ、
彼は触れた右手を抑える。
どうやら電撃のようなものが襲ったようだ。
いや、待て。何故、俺は平気なんだ?
「白梅は認めた奴しか触れない、気分屋なんだよ」
「気分屋って‥あんた俺は敵なんだぞ?そんなこと‥」
「白梅が承認したのは貴様だけ。それは貴様しか使えない」
白梅が俺を認めた?
理解力が無いのか、よく分からないが金髪の兵士は去っていった。
俺も此処を早く出よう。
「良いのですか!?エルフ様!」
「貴様らには分からねえだろうが、仕方ないんだよ」
「エルフ様?」