sleepy princess and arouse prince
目覚めの口付け
反応できない七人の子人たちの輝く目線を受けながら、刻々と日にちが経過していった。
子人たちの小屋で、白雪姫の看病をしながら仕事も。
元気に食事も採れてたんだけど、いきなり白雪姫は眠ったまま瞳を開かなくなった。
急いで覚えている限り、診察をしたが‥

俺には分からない、病気だった。

これは食中毒から弱ったのではなく、元からあの林檎に何かが仕込まれていた。
俺は子人たちを白雪姫に任せ、白雪姫が食べた林檎を探し求めた。

情報によるとごく普通の林檎らしく、森の中には一カ所だけ林檎の木がなっているだそうだ。

理科は生物しかやってないんだけどなぁ‥
息を切らしては林檎の木に着いた。

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