sleepy princess and arouse prince
そして、彼女は綺麗な瞳でこう呟いた。
「前から言いたかったの。
‥助けてくれて有難う。」
少し照れくさそうに彼女は言った。
俺は笑顔で、どういたしまして、と答えていた。
早くこの中から出て欲しい、彼女の為にも。
けど、まだ右腕には点滴の管が通っている。
俺は早く中から出てきてくれ、無意識に口を開いていた。
後ろからコツコツ、と足音が響いていることを知らず。
「何してるんですか?リュウ」
ほのぼのな空気の中から聞き覚えのある声がした。
振り向くとそこには、カイトがいた。
白雪は首を傾げて俺を見てくる。
物凄く逃げたい。
いや、カイトに不審な思いをさせてしまう。
すると、カイトが口を開いた。
「動揺してないでちょっと退いて下さい。」
「な、なんでだよ!?」
「‥治療術ですよ。それよりアルルシスを見てきてくれませんか?」
また治療術かよ。
俺は白雪にまた来るよ。と言って部屋を出た。
あの回復はカイトのおかげだったのか。
なんか嫉妬してしまう自分が恥ずかしい。
走ってアルルシスの居る病室に向かった。
「アルルシス~?」
病室に着くと、ドアにノックした。
すると、返事がなく彼女を呼んでみた。
「前から言いたかったの。
‥助けてくれて有難う。」
少し照れくさそうに彼女は言った。
俺は笑顔で、どういたしまして、と答えていた。
早くこの中から出て欲しい、彼女の為にも。
けど、まだ右腕には点滴の管が通っている。
俺は早く中から出てきてくれ、無意識に口を開いていた。
後ろからコツコツ、と足音が響いていることを知らず。
「何してるんですか?リュウ」
ほのぼのな空気の中から聞き覚えのある声がした。
振り向くとそこには、カイトがいた。
白雪は首を傾げて俺を見てくる。
物凄く逃げたい。
いや、カイトに不審な思いをさせてしまう。
すると、カイトが口を開いた。
「動揺してないでちょっと退いて下さい。」
「な、なんでだよ!?」
「‥治療術ですよ。それよりアルルシスを見てきてくれませんか?」
また治療術かよ。
俺は白雪にまた来るよ。と言って部屋を出た。
あの回復はカイトのおかげだったのか。
なんか嫉妬してしまう自分が恥ずかしい。
走ってアルルシスの居る病室に向かった。
「アルルシス~?」
病室に着くと、ドアにノックした。
すると、返事がなく彼女を呼んでみた。