sleepy princess and arouse prince
どうやら魔術が使えないまで疲労が溜まっているのだろう。
俺は白雪が迷子になったら大変だから、手を握った。
一瞬、こっちを向いたが目を逸らしていた。
「なんか凄い苦しい…」
結構歩くと、アルルシスが訴えてきた。
周りを見渡しても何もない。
すると、彼女は口を手で塞ぎ座り込んでしまった。
「アルル、大丈夫?」
白雪が俺の手から離れてアルルシスに近付いた。
すると、アルルシスの元に向かった白雪の姿がなくなった。
「白梅ご一行、ごくろーさま。」
口から煙をふぅーっと吹きながら、軽々と白雪を抱えている男が立っていた。
片手にあった煙草を吸う。
細身な体に銀色の短髪、紫と朱のオッドアイ。
見た目で言う歳は、俺より2つ上の筈。
「はははっ。いいざまだね、蜘蛛女。苦しいだろう?」
「お、お前‥!?」
ぽたぽた、
アルルシスは口から赤い血を流した。
さっきまで健康体だった彼女にいったい何が?
慌ててカイトがアルルシスを横にし、治療術を唱える。
その光景を見て、男は笑い叫ぶ。
白雪は抵抗してもびくともしなかった。
俺は本能的に白梅を引き、男を攻撃しようとした。
「白梅、俺に勝てるかな~?」
俺は白雪が迷子になったら大変だから、手を握った。
一瞬、こっちを向いたが目を逸らしていた。
「なんか凄い苦しい…」
結構歩くと、アルルシスが訴えてきた。
周りを見渡しても何もない。
すると、彼女は口を手で塞ぎ座り込んでしまった。
「アルル、大丈夫?」
白雪が俺の手から離れてアルルシスに近付いた。
すると、アルルシスの元に向かった白雪の姿がなくなった。
「白梅ご一行、ごくろーさま。」
口から煙をふぅーっと吹きながら、軽々と白雪を抱えている男が立っていた。
片手にあった煙草を吸う。
細身な体に銀色の短髪、紫と朱のオッドアイ。
見た目で言う歳は、俺より2つ上の筈。
「はははっ。いいざまだね、蜘蛛女。苦しいだろう?」
「お、お前‥!?」
ぽたぽた、
アルルシスは口から赤い血を流した。
さっきまで健康体だった彼女にいったい何が?
慌ててカイトがアルルシスを横にし、治療術を唱える。
その光景を見て、男は笑い叫ぶ。
白雪は抵抗してもびくともしなかった。
俺は本能的に白梅を引き、男を攻撃しようとした。
「白梅、俺に勝てるかな~?」