私のこと好き?



そのとき、


「西尾くん、おはよう」


他の女の子が廉くんに挨拶した。


「おはよう」


廉くんは笑って挨拶してた。


明らかに私のときと違う表情。


その笑顔を見て、確信した。


やっぱり、私のこと好きじゃないんだね?


それなら、付き合ってくれなくていいのに。


優しいね、廉くんは。


でも、そんな優しさいらない。



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