好きだと言えなくて
一緒に・・・
春乃side
次の日。
朝、駅の改札を出たあたしを出迎えてくれたのは・・・
「俊ちゃん?!なんで?!」
「今日から毎日迎えに来るから。一緒に学校行こう。」
「え・・・でも・・・駅まで来たら、俊ちゃん遠回りになっちゃうよ・・・?」
「いいんだよ。俺が春乃と一緒に学校行きたいんだから。それとも、俺と一緒に行くの嫌か?」
慌てて首を横に振るあたし。
「そんなわけないよ。嬉しい・・・///」
あたしがそう言うと、スッと差し出された俊ちゃんの手。
その手はあたしの手を握った。
「行こうか!」
「うん!」