好きだと言えなくて

それから、夜中に何度か目が覚めた俺。
春乃が一緒だと思うと、ドキドキしてなかなか熟睡出来なかったのかもしれない。

これ・・・結構キツイよな・・・

好きで好きでたまらない春乃が、かわいい顔で俺の手を握ったまま目の前で眠っている。

普通だったら、襲ってるぞ。
俺、めっちゃ頑張ってるじゃん!

何度目かに目が覚めた時、辺りは明るくなっていた。

朝か・・・
春乃、もう起きるかな・・・
それにしても、ホントかわい過ぎる・・・

そう思った俺は、寝ている春乃に、そっとキスをした。
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