好きだと言えなくて

その時・・・

ニャオン!

マジかよ・・・またミー助に邪魔されるなんて・・・

俺が唇を離すと、ミー助を抱いてじゃれ合う春乃。

「ミー助♪ホント良かったね!いい人に拾われて!俊ちゃんと毎日一緒にいられるなんて、ホント羨ましいぞ~!!」

俺だって春乃と一緒にいたい・・・
っつうか、ミー助、邪魔!

俺は、春乃からミー助を奪って部屋の外に追い出し、春乃を抱きしめた。

「俊ちゃん・・・どうしたの?怒ってる?」

黙ったままの俺に、また調子が悪くなったのかと聞いてきた春乃。

「そんなんじゃねぇし・・・」

「じゃあ、どうして何も言ってくれないの?」

「春乃がミー助とばかりじゃれてるから・・・俺だって・・・春乃とじゃれたい・・・」

そう言って、俺は春乃をベッドに押し倒した。
そして、真っ赤な顔の春乃にキスを落とす。

ごめん・・・春乃・・・俺、もう我慢出来ねぇ・・・








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