正しい殺人事件
「は、はい…」
「泥棒!どこで、盗ったの?」
ひどいわい。
疑わしきは罰せずだろう…?
「落とし物の所で…。私のと同じだったんで…」
「本当かしら?」
先輩怖いっす!!
「あ、あの…せ、先輩。その…」
少年、なんだ?助けてくれるのか?!
というか、今何か紙切れ隠さなかったか?
「すいませんっした!!」
赤い顔をして、駆け出す少年。見送る私。
なんか、青春っぽくね?
じゃなくて!!
「助手A、B!!容疑者確保!!」
「えー、私やだぁ。奈々ちゃんの助手じゃないしー」
ノリが悪いぞ、B江。
ノリは大事だぞ!!
「A子!頼む!!」