三 角 L o v e R S
第1章

運命











 「いらっしゃいませー!」












 この世の中に



  - 好き


 という言葉が存在してるのは

 なぜなんだろう










 こんなに伝えられない

 この
 
  - 好き


 という言葉に







 俺はどれだけ

 悩んできたのだろう















 こんなに近くに居るのに


 こんなに愛しいのに






 この思いが伝えられない。














 「はい、これ12に運んで」



 『‥はいはい』










 俺はその、


  - 好き



 って言葉を

 こいつにぶつけたい






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