三 角 L o v e R S













 俺と麗は

 子供ながらにその事を気にしていた








 口にはしないけど

 桔平を少しばかりか心配していた。


















 けどある日


 遊んでいたら

 誰かが桔平を迎えに来た













 「桔平お坊っちゃま帰りましょう」



 「むかえにこなくていいって

  いったじゃん」



 「いい加減それは駄目です」




 「どうせおかあさんにいわれたからでしょ?」



 「違います、

  桔平お坊っちゃまが心配だからです」










 「いいよ、

  うそつかなくて」


















 あの時の桔平の顔



 絶対忘れない。









 あんな桔平、


 初めて見たから。











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