三 角 L o v e R S

















 「この子は麗、

  仲良くしてね」




 『‥、うん』






 「夏休み終わったら

  慎君と同じ幼稚園に行くからね」






 麗のおばさんから

 麗を紹介されて


 何故か一緒に遊ぶ事になった。











 「しんくんって

  なんでしゃべらないの?」








 何分か遊んでたら

 いきなり質問をしてきた麗









 『‥‥』









 あの頃は今より

 全っ然人見知りだった








 ましてや女

 喋れるはずがない











 けど麗は

 何も喋んない俺に


 いつも話かけてきた
















 俺はそんな麗を


 いつの間にか好きになって




 この思いを

 10年以上も伝えられないなんて



 そんなのこの頃は思ってもいなかった。









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