三 角 L o v e R S
















 麗と遊んでいたとき、


 誰かが話しかけてきた。









 「いいよ!

  あそぼ!」








 麗は名前も何も知らない子に

 一緒に遊ぼうと言った。







 俺は小さいながら

 勇気を振り絞って


 その子にある事を聞いた












 『‥なまえは?』



 「そうだよ、

  なまえは?」









 「きっぺい!」










  
 「‥きっペい?」



 「うん、ぼくきっぺい!」



 「うちはれい」










 『‥しん』


 「しん?」





 『‥うん』




 「よろしく、しん!」



 『‥よろしく』















 あの時

 俺らが出会ってなかったら



 俺たちはどんな運命だった?







 あの出会いこそ


 俺たちの運命だったんだな










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