桜姫
「おい、平助うっせぇ……」
新八が初めに襖から出て来たが、私を見てビックリした様に呆然としてた。
「平助……」
「うるせぇ……」
「ははは……」
「はっはっは!いいじゃないか、元気で」
斎藤と土方と山南さん、近藤さんの声がして、まもなく顔を出して全員目を見開いた。
「お、起きて……」
近藤さんが少し涙ぐみながらそう呟いた。
『今から復帰だ。』
そう桜羅が言ったら、全員目を見開いて顔を赤くした。
その時、桜羅は美しく凛々しい微笑みを浮かべていた。