桜姫


私と総司は久しぶりに見回りに出た。



けど、全然人が見当たらなかった。



そこに不信感を覚えながら仕方なく屯所に戻った。


『…何なんだこの静けさは…………』



私は寒気を覚えながら自室に戻った。







嵐の前の静けさ、







それはまさにこのことだろう。











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