桜姫






そして、さっき連行された部屋に連れられて来た。






『………………』



「いやぁ、君すごいねー!本当!総司倒したんだもんなぁ」




『…………』




「何?君の流派って何?あの構え方知らないからなぁ!」




『…………』




無視。無視無視無視無視無視。






「……いい加減口開け。」




黒髪ポニーテールは、不機嫌そうに少年を睨む。





『黙れ黒髪ポニーテール。』



「くっ?!」


「あはははっ黒髪ポニーテールって……はははっ」


「総司こら黙れぇぇえ‼」



『お前が黙れ』



少年が冷たく言い放つと、黒髪ポニーテールはため息をつき、額に手を当てた。




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