桜姫




「……土方歳三。お前は」




『……桜羅。』




「桜羅?」


驚いた顔で確かめる様に名前を呼ぶ土方に少々の苛つきを覚える。


『……気安く呼ぶな。』




「なっ……「女子みたいな名前ですねー♪僕は沖田総司です」





茶髪の結構強かった奴は、沖田総司。


そして、残ったニコニコに目を向ける。


「おぉ。俺は近藤勇だ。」





ニコニコしながらまた名を名乗る近藤。







……暖かい所なのだろうな。




そんな事を不意に思う桜羅。






< 36 / 245 >

この作品をシェア

pagetop