桜姫
4人はおとなしく座ったけど、口はおとなしくはならなかった。
「俺は永倉新八だ!2番隊組長だぜ!」
「俺は原田 左之助。10番隊組長だ。よろしくな」
「俺は藤堂平助!8番隊組長だ!何かあったら言えよ!」
明るく、息ピッタリだった3人は笑って自己紹介した。
「…斎藤一。3番隊組長」
無口の女と見破ったのが斎藤。
『私は桜羅だ。』
「おう!よろしくなぁ、桜羅!」
「お前苗字は?」
『………苗字など、忘れた』
は?と言いそうな勢いの顔の4人と、何時の間にか復活した沖田。