桜姫




『……私は1ヶ月に1回。飯を取るから。』





「…食え」



土方が、桜羅を睨みつけながら命令する。




命令された事に、静かに苛立つ桜羅。




『お前に何故そんな事言われなきゃならないんだ。私は食べたら…「いいから食え」




遮って無理矢理食わせようとする土方に、等々桜羅は切れた。





『いつまでも調子良い事言ってんじゃねぇよクソが。




何だよ、隊士は命令されなきゃいけない生き物なのか?




その命令に背かずただ、ただ、命令をこなすのが隊士か?




私にだって、事情がある。








お前に従う気など、毛頭無い。』










桜羅は眉間にシワを寄せながら一気に膜したてる。




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