檸檬の変革
私は罵倒されるのを覚悟していた。
私はその位非道い仕打ちを君にしたから

でも、君の口から出る言葉が怖くて下を向いてしまった。

どれ位の時間が流れたのだろう。

優しく私の頭を撫でられ私は驚き君を見た。

君は笑顔で
『僕を見て。僕の目には君しか見えないんだ。君にはこれからも僕の目に映って欲しいんだ。君は君のままで良いんだ。何時か君の目にも僕しか見えなくなるまで僕は待てるから。ゆっくり2人で前に進もう。』


そう言って笑った君の笑顔が夕陽に照らされてキラキラ輝いた。

私を救ってくれた君。

もう私は幻に切ない想いで泣くことも、後悔に自分を責め苛立つ事も無くなるだろうと確信した。


ありがとう。 


言葉にしなければ…………。
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